京都造形大学ASP学科さんのパンフレットを制作しました。
オープンキャンパスで配付するものと、学科案内の2冊です。
ASP学科とは「Art Studies and Cultural Production」の略で、芸術表現・アートプロデュースを行う学科です。
といっても、何するの?
作品は作らないの?
アートといえば芸術家。
芸術家といえば、爆発する人…(今の人は知らないか)
アートは作り手と受け手の間で起こる、思慮で素晴らしいコミュニケーションですが、
それも「アートを広める人」がいなくては成り立ちません。
そこでアートと社会を結ぶプロフェッショナルを育てるのが、こちらの学科です。
今回のパンフレットは、こちらの学生たちと一緒にチームメイド・デザインという手法で制作しました。
芸術作品の作り手ではなく、コミュニケーションを通して作品を届けていく彼らは、「みる・きく・かんがえる・はなす」のスペシャリスト。
さすがに、するどい切り口でASP学科はなんたるかを、ひもといてくれました。
学科の先生方の撮影では、個々の「らしさ」を引き出してカメラマンに指示するのも彼らです。
オープンキャンパスで配付するためのパンフレットでは、似顔絵も描いてもらいました。
これが心を掴んだのか、オープンキャンパスでは未来のASP学科に入るであろう!?高校生たちとの対話も生まれたようです。
その学科の説明をするなら、そこに通う学生の声を聞くのが一番。
当たり障りのないキレイな話を並べるよりも、サバイバルしながら成長していく過程をそのまま伝える方が、未知の可能性にワクワクしてきます。
何より、なんだかんだで、楽しそう。
まだまだ、とっつきにくいアートの世界も、彼らのような人材が育ち、今よりもっと身近なものになるのでしょう。
生活にアートが入りこみ、彩ある豊かな暮らしを作ってくれることを期待しています。
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