今日から、国立明石高専でのオンライン授業がはじまりました。
建築学科、1年生の「造形」の授業です。
セキュリティの関係でMicrosoftのTeamsを使って行いましたが、通信原人のボクにはちんぷんかんぷん。直接、学校の教室でまわりのサポートを受けながらの進行になりました。はじめはマイクの入れ忘れとか、ちょっとしたミスもありましたが、ごくごく基本的な機能だけを使ったのであとはうまく進みました。
学生の通信負荷をおさえるために、講義はだいたい1/4程度、あとは課題を提供しオフラインで作業してもらうような流れで、途中に質問などがあればチャットで質疑応答というカタチです。おもしろいことにチャットの方がよく質問が出るように思いました。
やってみてはじめに戸惑ったのは、レスポンスのなさです。通信の向こうには確実に42人の学生が聞いているはずなんだけど、話したことに反応がないから、一瞬戸惑います。うなづいてもレスポンス。興味なさそうにしてもレスポンスなんですね、リアル世界は。そこで少しずつ、チャットでこちらから質問することをやると、いい感じでレスポンスがかえってきます。わ!ちゃんと聞いてくれてるんや…と安心。
作業はボクの定番ワーク「100個の球体デザイン」という発想のトレーニングです。休日ボケした頭に、ちょうどいいくらいの刺激にはなったはず。
手元にある42人の学生写真を見ながら、チャットの奥で、まだ誰とも顔を合わせていない新入生に思いを馳せると可哀想になりますが、若い子は「顔のないコミュニケーション」はボクらの世代よりもよほど慣れているんですってね。でも造形の授業では「みんなが夢中でものづくりをする風景」を見るのが、とっても大好きだったんですが、ね…。
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