ずーっと行きたかった岡本太郎のアトリエ。
太陽の塔!のぞいてる!
庭!最高!
岡本太郎といえば万博の太陽の塔。
大阪の自慢!
ちなみに中にも入って「生命の樹」からエネルギーをもらって岡本太郎はまだ生きていると思った。
大阪に来たら、絶対観て欲しい。
で、アトリエ。
あの数々の作品はここから生まれたんだ…感慨深い。
WEBサイトをのぞくと「ようこそ爆発空間へ!」とある。
ほんとに、爆発空間!
とくに太郎さんの彫刻が大好きなので、この空間は至極。
座ることを拒否する椅子、たまらん。
書籍などで読む太郎さんの考え方は、いつも強気で固定概念にチョップされる感覚があるんだけど、
とくに彫刻作品はその力強さに加えて、小さな子どもの妖怪がくっついたような愛らしさがあって見る人を遠ざけない、と思う。
座ることは拒否するけれど。
芸術なんて「わかる」とか「わからない」とかじゃなくって
「いいな」でも「イヤだな」でも何か思えば、それで十分、と教わった…気がする。
座ることを拒否する椅子に関しては、数年前のほぼ日刊イトイ新聞の記事を見つけたので一部引用。
(https://www.1101.com/tanoshimi/2017_aw/taro/2017-11-09.html)
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世の中には、座り心地のいいモダンデザインの椅子があふれていますが、
病気の人やお年寄りがそれを使うべきだと太郎は言いました。
何かに向かっていきいきと取り組もうとしているときには、
そんな座り心地のいい椅子に落ち着いているようじゃダメだろうというわけです。
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人間工学的によくできている椅子は人間をダメにする
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なんと!(笑)
くらしの中に芸術を活かすこと、じぶんを奮い立たせるようなもの、
たしかにこのアトリエにはその息吹があるように感じる。
ちょうどこの日は「日本の原影」という企画展があって太郎さんが撮影した写真が並んでいた。
縄文〜東北〜沖縄とめぐる旅の写真で、にほんの逞しさが写っていた。
解説には「わびさび型の日本の伝統美とは真逆の美意識を見出した」という一文が。
わびさびとは違う、日本の美。
本当に、にほんには色んな表情があるのだ。そうだ、そうだ。
わびさび感が乏しい私は、なんだか嬉しい(笑)
そういえば今期の大河ドラマの『麒麟が来る』の衣装が色鮮やかで賛否、なんていうニュースもあったけど
華やかさも、確かに、にほんの中にある。
戦いと華やかな衣装の取り合わせは、何か違う見方があるかもしれない。
「原始日本」を追いかけた太郎さんの目線が問いかけてくる。
イキイキと生きるとはどういうことか、と。
このアトリエに一日泊まったら、ダラダラしがちな私のお尻にも火がつくでしょうか?
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