ピクっチャお!

Kana note

5月14日に開催したエゴコロサロン「ピクっチャお!〜写真を使った“そうぞう”のきっかけ」。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!


「ピクっチャお!」は、カードに書かれているコトバのイメージを、想像力と写真をつかって表現する遊び。
モチーフになるのは、彼ら。

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例えば「迫り来る恐怖」というカードをひいたら、迫ってくるってどんな感じ?恐怖ってどんな感じ?と、
アレコレ手を動かしながら、その世界をつくってみる。
コトバの奥にあるものを引っぱり出しながら。
どうでしょう、伝わってる?↓↓↓

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写真を撮るということが、以前よりもずっとずっと日常化されて
しかも、SNSの登場で誰もがみんな、カンタンに表現できる場所がもてちゃった。
毎日いろんな楽しい写真を目にするようになって
今まであったモノの使い方の可能性が一気に広がっていくことを感じる。
カメラを持って歩くというだけで、
美しいものやオモシロイと感じるものへのアンテナを磨いてくれたりするのかもしれない。
撮るということが、今まで通り過ぎていたことに目を止まらせてくれるかもしれない。

毎日の中に、たくさん楽しみや、おかしみがあることを、さりげなく気づかせてくれるかも。

そうやって、みんなが表現者になる、なってしまう時代。

でも、表現するということは楽しいばかりではなくって、
気にしなくちゃいけないこともたくさんあるからこそ
想像力をめいっぱい使って、気持ちいい豊かなコミュニケーションが広がるといいなと思う。

コトバを持たない写真は、世界中の人とつながれるツール。
絵で会話する。絵で考える。
きっとそれは、人と人をつなげる根源的なところ。

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追記—
ピクっチャお!は「絵的思考」という考え方がベースにあります。
「絵的思考」というのは、認知心理学の佐伯胖(さえきゆたか)さんのお話をきいてビビビッときたキーワード。
ちなみに、、、
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人類は何万年もの間ずっと「絵」を通じてものごとを理解し、コミュニケーションしてきたけれど、
そうしているうちに文字や数字が生まれ「文字的思考」が発展し、論理的な思考を育んできた。
ただ、どうしても教育は「文字的思考」を強調する傾向が強く、
視野狭窄的なものの見方や、理解の仕方を生む危険もはらんでいる
—————————
というようなお話でした。
とっても興味深い。
絵的思考について書かれている記事はコチラ。
http://kamome.lib.ynu.ac.jp/dspace/bitstream/10131/7656/1/design2-01.pdf

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