サイエンスコミュニケーション TOOL
科学と社会の望ましい関係性をその専門家と生活者(非専門家)が
いっしょになって考える「サイエンスコミュニケーション」。
アトリエ・カプリスでは、対話の場においてのツール開発の多くの実績をもとに、
より活発に、より公平な議論ができる「サイエンスコミュニケーション」ツールを
専門家の皆さんと共創し、デザインでサポートします。
対話ツールのデザイン
「先端科学」について、詳しい知識のあるなしにかかわらず
・議論に参加しやすい情報提供の設計や
・自分ごととして考えることができる問いかけ
・公平性・中立性
・対話の現在地がわかること、など
さまざまなチェックポイントで「対話ツール」のデザインを行います。ファシリテーターを含む、その場に参加するみなさんの対話のサポートツールとしてご利用いただいております。
※対話ツールは大阪大学STiPSの皆さんとの共創から生まれました。それぞれの詳細内容、PDFデータは以下より取得可能です。
http://stips.jp/publications/others/


●情報提供4コマエホン
はじめの話題提供で、いかに短時間で「話し合いができるまで脳の解像度を上げられるか」がポイント。膨大な資料や知見を編集し、5~10分でサクッと最新科学のようすがわかるようなコンテンツを作ります(スライド・配布資料)。
●問いかけシート
意見が活発に出てくることはもちろんですが、参加者それぞれが「自分ごと」として話し合いに加わるか、「第三者視点」で加わるかで、内容の深みがまったく変わってきます。問いを投げるためのツールも、極めて大切な要素です。
●対話のためのフカンMAP
対話が始まれば、際限なく話題が広がったり、深掘りしすぎて近視眼的な議論になったり。たとえばグループごとに、話題の俯瞰図があれば、参加者みんなが「話し合いの現在地」がわかり、軌道修正もしやすくなります(グループ資料)。
対話ツール一覧

顔認証・追跡システム
#AI

ビッグデータの光と影
#ビッグデータ
#AI

キメラ動物研究
#キメラ
#再生医療

これからの宇宙探査
#宇宙
#宇宙政策

大学×デュアルユース

どう変わる?自動運転社会
#自動運転
#AI

新しい医療と、くらし
#再生医療

どうする?どうなる?
クルマ社会の未来
#気候変動

ヒトの「いのち」、つくってもいい?
#オルガノイド
#再生医療
#基礎研究

体外で精子や卵子をつくる
#IVG研究
#再生医療
#基礎研究
書籍『やっかいな問題はみんなで解く』にて、
対話ツールに関するコラムを執筆させていただきました。

感染症対策に使われる情報技術と
わたしたちのくらし
#感染症
#接触確認アプリ

ちょっと未来のヒトの移動
(感染症対策に使われる情報技術)
#感染症
#健康証明パスポート

それって高すぎる?
(フリマアプリ時代の売買の倫理)
#フリマアプリ
#ELSI

ちょっと未来の食生活
(ゲノム編集食品から考えてみる)
#ゲノム編集技術
イベントパネル、他

EdTechーELSI論点101
シンポジウム「学習データ利活用EdTechのELSI」小冊子
詳細、データダウンロードは以下
https://elsi.osaka-u.ac.jp/contributions/1489
#EdTcch

どうなる?未来の学校
大阪大学共創DAY@EXPOCITY内企画
#EdTech
大阪大学共創DAY@EXPOCITY内企画のパネルデザイン含め、
ブース企画「ラジオエルシー」などブース全体のビジュアルデザインをサポート。
研究者と来場者が一体となって未来の学校について語り合う場となりました。

素材はDNA
日本科学未来館オープンラボにて展示。多様な方々との対話を促すパネル。
#分子ロボティクス

分子ロボ、こう使いたい
日本科学未来館オープンラボでの市民参加型の対話をさらに数枚のパネルに。「生き物っぽさとは」「自然とは」「生きているとは」など、さらに新たな問いが視覚化されました。
#分子ロボティクス
日本化学未来館オープンラボでの展示から来場者の声を集め、
さらにその声をパネル化し、新たな問いを加えて「会いにいける科学者フェス」にて展示。
子どもたちの声や専門家でない市民の声が可視化され、連鎖的な活動に。
教材ツールのデザイン
時代ごとに「教材」のあるべき姿も変化します。
なるべく多角的な視点が必要な「複雑な課題」に対しては、より多様な人とともに「学びあう」ことも必要になるでしょう。日進月歩の科学の世界における「新しい課題」に対して、学び考えるための「教材」開発をサポートします。



幹細胞研究カード
#幹細胞
#iPS細胞

ゲノムカード
#ゲノム編集技術

森林の持続利用カード
#森林の持続
#気候変動

気候変動カード
#気候変動

モラルITデッキ
(インパクトアセスメントツール)
詳細、データダウンロードは以下
https://elsi.osaka-u.ac.jp/program_tool/2534
#ELSI
研究プロセスの伴奏として
研究者の「着想やひらめき」「学術的主張」をビジュアル化。さまざまな専門分野の科学者や、ときに一般の市民たちとヒザを交えながら、良質な意見交換をするための「サイエンスコミュニケーション・ツール」をデザインします。
科学の専門家でない一人の市民としての素直な視点を大切にしながら、デザイナーとして多様な視点で提案。研究者の知見がそこにリミックスされ、新しい「研究のカタチ」が生まれています。
「この状態で依頼してもいいのかどうか…」
「どのように依頼すればいいのか…」
「まったくイメージが固まっていない…」
などモヤモヤした状態からご相談ください。
研究の伴奏者として、お手伝いさせていただきます。

生きているって何だろう?
対話MAP、対話カード
「生きものの“新しい系統樹”をつくる」
〜生きているって何だろう?〜
このプロジェクトは、JAMSTECさま(国立研究開発法人 海洋研究開発機構)より
「生きているとは何か」を問う図を作れないか、とご相談いただき、共創させていただきました。
ベースとなったのは、生物の世界ではスタンダードな「ヘッケルの系統樹」です。
100年以上たった現在の「新しい概念」を取り入れた「生きているとは何か」を問う図をデザインします。
いうなればこれまでの系統樹は「過去の生命進化」をまとめたものですが、
今回は、その延長線上にある「未来の生命進化」を予感させる地図(のようなもの)です。
加えて、この地図を、より“使える”ものにするために、
さまざまな問いのある「対話カード」をつくり思わず一緒に考えてしまう、意見を出したくなる、そんなツール構成を目指しました。
これにより、分子ロボティクスや、再生医療の分野など、「生命」に関わることについて本質的なサイエンス・コミュニケーションができればと考えています。
今後、色々な方々の声を伺いながら、さらにバージョンアップされていくことを期待しています。
主なクライアント
・大阪大学 社会技術共創研究センター(ELSIセンター)
・大阪大学 COデザインセンター
・京都産業大学 生命科学部
・国立研究開発法人 海洋研究開発機構 超先鋭研究開発部門 超先鋭研究開発プログラム
・滋賀大学
・東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構
・慶應義塾大学 医学部 医療政策・管理学教室
・奈良先端科学技術大学